1947-12-07 第1回国会 参議院 財政及び金融委員会 第50号
貯蓄奬勵の一環といたしまして、現在百萬圓の當籖金をも出しておるわけでございますが、一時所得の課税の對象にこれがなりますると、七十萬以上も税金に取られてしまいますわけで、大局的に考えまして、このインフレのとき、特に當分の間は一つ百萬圓くらいの當籖金を出しても貯蓄の推進をいたしたいと考えておりまするので、これも各方面いろいろ議論もございましたのでありますが、當分の間所得税をこういつたものに關してはかけないということに
貯蓄奬勵の一環といたしまして、現在百萬圓の當籖金をも出しておるわけでございますが、一時所得の課税の對象にこれがなりますると、七十萬以上も税金に取られてしまいますわけで、大局的に考えまして、このインフレのとき、特に當分の間は一つ百萬圓くらいの當籖金を出しても貯蓄の推進をいたしたいと考えておりまするので、これも各方面いろいろ議論もございましたのでありますが、當分の間所得税をこういつたものに關してはかけないということに
だから、政府が貯蓄奬勵をするときなど、森局長は、家に金をおくと危ないですぞ、と言つて、金のある家をちやんと知つていて勸誘するので、成續が上つたといわれております。昨年はこの局には四百數十萬圓の郵便貯金がありましたが今年は六百萬圓ないし一千萬圓の額が集まつておろうといわれております。
逓信省としては、できるだけ豫定通りに貯蓄奬勵、遊資吸收の實行をさせていただけるようにという念願で無理とは知りながら十二月一日ということにいたしたのであります。法案が通過いたしますれば、省令その他は同時に出せる建前で準備をいたしておりますので、でき得べくんばそういうことにさせていただきたいと考えます。 次には證券の保管の點でありまするが、この古い制度で保管いたしております證券がいろいろあります。
國會でもおかげさまで通貨安定の決議をしていただきまして貯蓄奬勵に大いに盡瘁していただきました、それで非常にその實施の状態はよろしいのであります。こういうようなことで今日日本經濟を一つの病状にたとえますれば、これは一氣に何かペニシリンでも打つて治すというような状態ではない。
そこでこの特定郵便局は、いろいろ書類の内容を檢討してみまするというと、普通郵便局定員の三分の二の員數をもつて局務を處理しておるのみならず、その貯蓄奬勵運動に對しましても、何ら定員の増員を要求してないというようなことを聞き及んでおるのでありますが、この關係を承りたいと思います。
そういう氣持でやろうじやありませんかということを申して、今貯蓄奬勵運動を展開しておるわけであります。こういう運動をいたしますからには、これにつきまして、政府としてその預金の價値を保全するということは、これは極力いたさなければならんことは當然であります。
一面において貯蓄奬勵をしてござるが、一面においてはちつともそういうふうなことは考えてござらぬようなやり方では、おもしろくないように思うのであります。
しかしながら、お話の貯蓄奬勵という關係からいたしまして、なるべくならば初めから貯金の形體で渡された方がいいのでありますが、現金で渡すことにつきましては、おそらく葉タバコの栽培業者等の長い間の念願で、そういうことが實現されたのではないかと思います。戰爭中は振替拂になつておつたのであるが、要望が強くてこういうことになつたと思います。
今日になりまして貯蓄奬勵のために地方で集めた金は、地方で使うようにということを、この間日本銀行で各支店に通達したようでありますが、實はときすでに遲しでありまして、もはやそういう蓄積力はないのであります。從つてこれはただ指圖ばかりでなくして、具體的に各當該縣から要求がありましたならば遲滯なく日本銀行が各支店を通じ、その他の機關を通じまして、すぐわく外の融資のできるようにお取計らい願いたい。
それから次に貯蓄奬勵とも關連いたしますし、もともと動機は貯蓄奬勵でありますが、憲法の改正に伴いまして、從來の逓信省の法規を憲法の精神に即應するようの改正する建前をとりまして、貯金為替關係に關する法律の改正を本議會に出す豫定でございます。
その次に貯蓄奬勵の問題であります。これはきわめて重大な問題でありまして、この貯蓄奬勵には非常に苦心をいたしております。具體的な方法といたしましては、先ほど御説明申し上げましたように、できるだけ高額な貯金を吸收するという意味におきまして、最高一萬圓を三萬圓に引上げる。
そこで率直に言えば、こういう状態のもとにおいて、先ほど松田君から貯蓄奬勵のお話もありましたし、その一翼としてこの生命保險は長期の金を扱う。しかも個人と國家の財政と、國民の經濟的安定をはかる重要なる國民經濟の機關であるこれを、私は根本的に整理すべき段階であると思うのでありますが、大藏當局の今のやり方は、それと合致しないように思います。この點について御説明を承りたいと思います。